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翠渓会静岡支部・支部釣行(東部)【第二十陣】

翠渓会静岡支部・支部釣行(東部)【第二十陣】 1

翠渓会静岡支部・支部釣行(東部)【第二十陣】


今年の夏休みはヤマトイワナを求め2泊で源流へ行く事に成った。2泊分の荷を背負っての登山道はとてもキツイものがあるが、3日間も有るのでゆっくりと歩を進める事にする。天場に着き一服すると宴会の準備に取り掛かる。まずは雨が降っても大丈夫なように、3人では大き過ぎる程のブルーシートで天幕を張る。釣りに来たと言っても2泊釣行としては釣り区間が短く、今回は宴会が主でそのついでに釣りもしようかなって感じなのだ。だから雨が降っても快適な宴会が出来るようにという事なのだ。薪を集めるのも重要な仕事で3人で手分けして大量の薪を集めた。その後少しだけ釣りに出掛けてみたが、先行者が居たようで思ったほどの釣果には恵まれず塩焼き用の僅かな魚を持ち帰った。気合を入れた宴会も昨日からの睡眠不足に予想以上の疲れも重なり、あっと言う間に眠りに落ちてしまった。次の日は早くから目が覚めてしまった。火を起こし冷えたチューハイを片手に至福の時は過ぎてゆく。皆目覚めた所で朝飯を食って釣りに出掛ける事にした。上流に進むと先行者が入っていないだろうか、ある区間からボチボチ釣れる様に成って来た。流石に源流だという感じで周りの山が低くなり、空に近付いた感じが実感できる。3000m級の山の稜線もすぐそこに見えてきた。ピーカン天気でここに居るだけでも清清しく何とも気持の良いものだ。釣りもそこそこに天場に戻り明るいうちから宴会に突入した。何時もの事だが、食料はたっぷり確実に食い切れないだろうが、帰りの荷を減らさんとどんどんとツマミを作ってしまうのだ。それに盛大な焚き火、、、酒も知らずに進んでしまう。
楽しい宴会の時間はあっと言う間に過ぎてしまうものです。気が付くと最終日の朝だった。今日はマッタリして帰るだけ。釣りをするつもりは無かったが、暇になってしまい少しだけ天場の近くを釣る事にした。残りの二人は誘ってみたが、釣りはせず天場でゴロゴロマッタリするようである。天場横の流れから竿を降り始めると面白いように毛鉤にイワナが飛びついてくる。ほんの30分で10匹以上は釣れている。先に大場所が見えたので此処で最後にしようと思い、ボロボロの毛鉤を石で研いで落ち込み脇へと放った。そしてドラマは最後の最後に待っていた。水面下の毛鉤は余り見えないのだが
大きな影がゆらりとしたと思ったら、ラインが僅かに伸びたのだ。
凄い手応えである。確実に尺上と言う事は魚体を見る前からでも判るほどだ。ついでの釣りで最後の最後に良い思いをしてしまい、二人には悪いが大満足で天場を後にした。



Counter

 2006/05/20 13:14
 春翠
 遥か源流部にあるような滝でしたね!沢が綺麗な苔に包まれた滝は紀伊半島ではあちこちにあり感動します。
 2006/05/20 13:37
 聖翠
 やー、良い所ですね私もいろんな所に行きますが、 なかなか、良い滝には出会えませんねー、 それにしても、もの凄い数の釣行記ですね(お疲れさまです) ブログを楽しみにしていますので、頑張って書いて下さい。
 2006/05/21 12:40
 蒼翠
 >春翠どの そうですね。紀伊半島の滝は迫力と言うよりも、見てて綺麗なものが多いですね。
 2006/05/21 12:43
 蒼翠
 >聖翠どの 本陣にも結構綺麗な滝が有りますので、お楽しみに。 このブログを楽しみしてくれる人が居るのは励みになります。そちらも頑張って下さい。
 2006/05/23 00:01
 関東管領・翠月
 >会長殿、先週こちらは惨敗でしたよ。しかし、尺イワナ、尺ヤマメが群泳する淵の渓魚達には、この滝と同様自然の強さを感じました。 ○坊主ではない翠月(^^)vより