翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第二十九陣】
翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第二十九陣】
「太郎君二世登場!」
先週7/6(木)までの天気で判断して、
予告の遠山方面遠征は延期としました。
やっぱりこの時期の雨には用心したいので。
その代わり通り、本陣へ釣行してきました。
そこで、私は初対面のもの(?)に出会って
しまいました!
【データ】
・日程:2006年07月08日
・天候:曇りのち晴れ??のち霧
・水系:大井川水系
・釣行者:蒼翠&匠翠
【釣行記】
今週末釣りに行く予定だった読者の方は、週間天気予報を気にしていたと
思いますが、私も遠征を控えてその一人でした。 静岡県方面は7/5も大雨が
降り、7/8の予報も台風の影響で悪くなる一方との事でした。
そこで、今回は通い慣れた本陣へ変更した訳ですが、途中で雨が酷くなっても
安全にエスケープ出来る所を半日ぐらい入れれば良いかと言うつもりでした。
打ち合わせ通り、前日夜に本陣で師匠と集合すると、何と我ら2人のみ。
しばらくしてSさんが来るが、結局その3人のみ。やっぱり天気予報を無視して
釣りに来るバカは、それほど居ないと言う事ですか…。
当日朝5時に出発。(今回も遅めです) 空は曇っていて、いつ雨が降り出し
てもおかしくない。師匠と相談の上今回は、前回の少し下流に入渓する事に。
今日も長い山行になりそうだが、そこまで行けば増水時エスケープ可能である。
川床に着いたのは8時頃。なぜか空には所々晴れ間が見え始めている。しかし、
油断大敵である。何たって今日は降水確率90%なのだから! この場所に来た
のは1年振り。前回は水量が多く、白濁りがキツかったので釣果が悪かったが、
今日はやや多めの笹濁り、絶好のコンディションではないか! 降りた場所から
いきなり好ポイントが続く。 はやる気持ちを抑えて、慎重に釣り出す。
2ポンイト目で早速当たり有り。ガッチリ合わせると、何かいつもと違う
手応え。 何とチビニッコウイワナでした。本来この水系にはいない魚である。
その後もチビイワナが続く。やはり噂通りである。(チビイワナばかり掛かり、
餌がどんどん減る)
しばらく行った所で、ようやく良型アマゴの引きが来る。上がったのは、9寸物
であった。この調子なら、アマゴの方も心配無しと油断したのがいけなっかった。
相変わらずチビイワナは出続けているのだが、アマゴの方は放流サイズの20cm
止まり。 そうこうしている内に1カ所目の通ラズまで来てしまった。この時、
10時すぎ。このまま終わるには早い時間だし、何と空は完全に晴れてしまって
いた。(雨は一体どこへ??)
取り敢えず一度山道まで上がって、上流をめざす事に。この後今回最大のドラマ
が待っている事に…。それは山道を歩いている時に起こった。あるガレ場を過ぎた
ところで、山側で石の落ちる音がした。いつもの様にニホンシカ辺りだろうと斜面
を見ると、見慣れない黒い塊が動いている。なななんと「ツキノワグマ」でした!
はっきり言って私は固まってしましたした。例え熊が子供で体長1mぐらいで
あろうと、熊まで10m離れていようと、熊がこっち見ているのでなく逃げて
いようと、よにかく目を離す事ができずカメラを出す余裕は有りませんでした。
この辺りでは7、8年前にも小熊を見た人がいて、「太郎」と名付けていまし
たが、多分その熊の子供辺りになるんでしょうね。
その後も一応釣りは続けましたが、師匠の「親グマがどこかで見ているはず」
の一言が気になって、集中出来なくなってしましました。それだけでなく、どうも
ポイントを読み間違えたみたいで当たりが遠のき、たまにきてもチビイワナか20
cmクラスのアマゴのみでした。(どうも渕尻狙いが正解だったみたいだが、攻め
方を変える事を忘れていた) 空の方も結局帰り近くに霧が出ただけで、一日晴天
でした。 折角良い天気で、良いポイントだったのに…。 まだまだ経験不足と
思考力不足と言う事でしょうね。
本日のお持ち帰りは、アマゴ9寸 1匹のみです。