翠渓会静岡支部・支部釣行(東部)【第九陣】
翠渓会静岡支部・支部釣行(東部)【第九陣】
先月、先行者が居て行けなかった沢にH君と行く事にした。
しかし林道に入り要約目的地に着いたと思ったら、何と先行者の車が!
予定変更で車をUターンさせ、もっと下流の流れを目指した。
車止めに到着してまだ暗いので軽く仮眠してから釣り場へと向う事にした。
今日は餌を余り持って来ていないので、まずは川虫採取からである。
チャラチャラの瀬の中でも深い所の石をめくると、オニチョロ、キンパク、クロカワ虫が良く捕れる。
すぐに沢山の餌を集める事が出来たので釣りはじめた。
少しすると落ち込みからの淵尻でアタリが有ったが掛ける事が出来ない。
もう一度慎重に仕掛けを送って見るとツンツンツンと今度は鉤に掛ったようだ。
手にすると20センチほどのあまごである。
今回の釣りは前回同様、店の骨酒用のイワナが無くなってしまっているので、
イワナを確保したいので、当然リリースし次のポイントを目指した。
H君に追いつき様子を聞くと、小さなイワナがつれたとの事。
魚の反応は中々良いのかもしれない。
暫くの間魚の反応の良い区間が続いて、順調にイワナを確保する事が出来たが、
どういう訳か途中から急に釣れなく成ってしまった。
そんな時、不用意に苔のついたつるつる岩に足をのせ、見事にひっくり返ってしまったのだ。
前のめりに胸まで水の中に浸かってびしょ濡れである。
余りにも寒いので、渓が開け陽の当った場所でH君にコーヒーを貰って休憩する事にした。
その後渓は落差が出始め大きな岩がゴロゴロしている区間に差し掛かると良ポイントも連続する。
水深のあるポイントでは大きな重りをつけて底までドスンと落とし待っていると反応が有った。
上部を覆い隠す木枝に梃子摺りながらアワセをいれ、竿を畳みながら取り込むと丁度良いサイズのイワナだった。
小滝がかかり通らずとなっているポイントではかなり深さがある様だ。
やはり大きな重りで底を探ると、良型のイワナがクロカワに食いついた。
小さな高巻きを済ませた所で昼飯タイムにする。
寒いので体が温まるラーメンを作った。マイウ〜
納竿予定ポイントの滝まではもう余り距離が無い様なのだが、水量が少なくなってきたせいか
魚の反応は無くなってしまった。
どんどん釣り進んであっと言う間に滝が現われた。
最後の大場所である。二人左右に別れ釣り始めたが、反応が無い。
大きな釜なので落ち込みからの流れの筋は、あっと言う間に吐き出されてしまい、
とても底まで仕掛けを送る事が出来ない。
それならばと、ここ一番って時のために用意してある黒鯛用の馬鹿デカイ重りで
流れの底へと仕掛けを送ってやった。
そして見事底を感じ取ったが直ぐに根掛りしそうである。
根掛りしそうになったら竿をあおると言う事を繰り返していたら、5回目位でアタリが出た!
直ぐには合わせず、H君を呼んだ。
「アタッてるアタッてる!」H君も気付いたようだ。
そして小さく鋭く合わせると見事な手応えである。
大きい!抵抗する魚は下り出し、落ち込みを一段下った所で御用である。
その魚体の長さに尺を確信して「尺あるよっ」と叫んだが
計ってみると29.5cmと泣き尺だった。
凄く細いので、やたらと長く見えたのだ。
最後の釜で、本日の大物賞をゲットできたのは素直に嬉しかった。
帰り際、他の釣り人とあって話したが、上の方に入った人は「水温が低くダメだった」と言う。
丁度知り合いも上流の違う沢に入っていたらしいのだが
後から聞いた話だとやはりダメだったようだ。
結果的に先行者がいて目的の沢に入れず、下流の沢に入って正解だったのかも知れない。
良かった良かった♪