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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第十陣】

翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第十陣】 1

翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第十陣】



「夏渓が来た!」  



【データ】・日程:7月28日(土)/・天候:晴れ
【釣行記】何だ間だとしている内にまたまた1ヶ月が経ち、梅雨が明けて、今年も夏渓が始まった。私が大好きな季節である。今回も師匠と二人で釣行だが、珍しく前日に休みが取れたので一緒に向かう。心配なのは、台風4号後の山と川の様子だ。相当の雨量が有ったが、水は引いているだろうか?山は大丈夫だろうか?釣り場に着くと、川の下流の水量はやや多めまで引いていた。但し、色は灰色に濁っている。これを見て、今回は沢に入る事に決定。後は行ってみないと判らないので、焼き肉を始めた。炭火で焼いた肉をつつきながら、明日の計画やこの季節の釣りを止めどなく話し続けた。朝起きると、天気予報通りに晴れである。行き先がいつもより近いので、やや遅めの出発だがさすがまだ涼しい。空を見た限りでは、今日は暑くなりそうだ。涼しい内に山行を済まして、川に入ってしまいたい。山行は予定通り進んだ。台風の影響で崩れたところもあったが、通れない程ではない。一方山にはまだ雨水が残っている様だ。途中の小沢も雨の直後ぐらい勢いがある。山道の途中の稜線から沢へ降りる。久し振りの下降は、ひざにキツい。やっぱり、おじさんには、山は甘くないね〜。しばらくて川床が近付いてくると、川の様子が判ってきた。水量はやはり多い。この沢では、その方が釣果が良いのだが、土砂の流入も結構あった様だ。所々埋まって浅くなった淵もあるので、魚の様子が心配だ。 二人ともへばってしまったので、朝ご飯休憩後釣りを始める事に。沢の中は、殆どが岩の階段状だが、所々平坦な流れもある。頭上は木に覆われているので、木陰があり涼しい。(今回の画像です)3箇所目の小さな淵で、早速当たりがあるが引きは強くない。20cmクラスの綺麗なアマゴだ。ここの魚は、尺物はめったに出ないが、色が綺麗なところが好きだ。その後もぽつぽつと同じクラスが釣れる。どうも当たりが少ないし、型も出ない。釣れるアマゴには、魚体に擦り傷のあるものや、ヒレが白っぽいものが多いので、台風の増水が酷くて8寸クラス以上は流されたか?、それとも引っ込んで出て来てないのか?比較的平らな流れに出る。ここは前回来た時、師匠が尺物に切られた場所だ。師匠も判っている様で、期待と緊張の混ざった顔になっている。自分はトロ場の落ち込みを攻めると早速当たり有り。期待したが、今日のレギュラー20cmのアマゴでちょっとがっかり。その上の小さな階段淵が気になったので、入れるといきなり目印が走った!今度の引きは、今日一番だ。魚はすぐに落ち口から出て、下流に走り始めた。これは大物の特徴なので、大分期待が大きくなる。なんとか堪えて、上がったのは9寸アマゴだった。魚体をよく見ると、やはり擦り傷があり、尾ビレの端も切れている。よく残っていてくれたものだ。今日は、このクラスが出れば十分と判断する。ここで本日2回目の休憩とする。今日は行程が短いし、山は暑くなっている様なのでゆっくり沢を楽しむ事に。夏の沢は、濡れても寒くないので、水の中を歩くのが気持ち良い。大物が出なくても、適度に魚が出て楽しめれば、傾斜がきつい沢を遡行するのも苦にならない。休憩後も釣果は変わらず、魚の型は20cm止まりだ。その中には、何と5cmのアマゴも入っている。餌より少し大きいだけの魚はかわいい。それよりも、世代交代がちゃんと進んでいることに安心した。この沢は、まだ大丈夫だ。その後、8寸クラスもぽつぽつ混ざりながら、遡行を楽しみ、今日の終了地点に到着。そこで、締めのコーヒーを飲んだ後まだ時間が早いので、師匠は昼寝、私は風景撮影とした。帰りの山行は、やっぱり蒸し暑く、またへばりました。



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 2007/08/04 10:08
 春翠
 う〜ん、師匠が尺切られたポイントに行きたいです。師匠は季節毎変わる魚の付く位置や出方を本当によく知っている方だと思いました。キャリアの違いですな!ポイントや魚が手にとるようにわかるんだろうなぁ。