日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【静岡支部】PRODUCED&EDITOR 【蒼翠】【翠山】

翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第六陣】1

『今年も暑くなってきました』1

【データ】・日程:6月28日(土)/・天候:晴れのち曇り 【釣行記】一ヶ月半振りに釣りに行って来ました。しばらく季節感の無い所で仕事をしていたので、蒸し暑さにバテてしましそうな予感がありました。同行者はいつもの様に、師匠です。 今回は、梅雨時で雨がずっと続いていて、水量が多くまた天候も安定しないので、悪天候時のエスケープができる沢狙いとしました。朝一からの山行で、沢の出合いに到着。山行の間も、山に掛かっていた雲が、どんどん切れ出して勇壮な眺めだった。水量は多めだが、澄んでいる。普段は少ないので、これくらいが丁度よさそう。 出合いより戻った稜線より、沢の下流に下降する。約1時間後スタート地点に到着。思っていた以上にキツい。
久し振りの山行で早くも足は張り始めている。 朝食を兼ねた長い休憩後、釣り始める。渓相は基本的に階段状。時折巨岩帯をちりばめながら、高度を上げて行く。 最初の小淵で、早速魚信有り。20cm弱のアマゴが上がる。すぐに、同じ淵で師匠がやや大きめを上げる。今日は活性が高そうだ。沢を登り始めると手頃な淵が適度に現れる。魚信の方も順調で、大物は出ないが20cm前後のアマゴが飽きる事無く遊ばせてくれる。師匠は、8寸クラスもポツポツと上げている様だ。やっぱり、沢に入ると師匠は強い。今日のポイントも見極め済みの様だ。自分の感触からも、今日は淵の深みよりも、流芯の脇の巻きや流れ出しに魚が出ている様だ。 その内大岩と淵が続く実績ポイントに到着。8寸以上が出るつもりで探る。 3投目でアタリ有り、合わせるとそれまでと違いずっしり重く、グイグイと引く。上がったのは、体型と色の綺麗な8寸アマゴだった。このポイントでは短い距離で、同じサイズを追加した。やはり、実績通りだ。 (2に続く)



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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第五陣】2

『郷愁の川は今』2

【釣行記】続きです。一度下降してきた枝沢の出合いまで戻る。今度は本筋を遡る事に。こちらも魚影が見えるのだが、相変わらず魚は小さい。また、徐々に落差が無くなり、魚が止まれる淵も少なくなってきた。それだけ稜線近くを水平に流れていると言う事だろう。師匠曰く、昔は砂利が少なくナメ底のトロ場が続いていた言う事だ。もちろん魚の数もサイズも今日と比べられない程良かったそうだ。その時にはまだ大きな天然木が残っていたそうだ。今は一度伐採をされていて、細い木が川を覆っている。山を変えてしまうと、魚も居なくなっていまうと言う事だろう。しばらくすると空が明るくなってきた。いつの間にか霧雨も止んでいる。丁度良いのでここらで昼ご飯とする。新緑の真っただ中で、ご飯も美味しい。昼ご飯後も穏やかな渓相が続く。なんて事はない浅い流れ込みで、今日一番のアマゴが出た。8寸弱あり、全体が金色かかっている。多分この水系のネイティブだろう。しかし、体長の割には頭がでかい。やはり餌が少なく、成長出来ないのか?記念撮影後、これからも子孫を残してくれるのを祈って、そっとリリースした。その後二俣に到着し、二手に別れた。どちらも水量がさらに少なくなり、魚影も遠のいた。ここらが上限だろう。 車に戻った後すぐにコーヒーブレイクにしようと言うと、師匠から場所を変えようとの提案あり。そこは稜線が急に開けた所で、天竜川と川が削り取った山並みが見渡せる最高の場所でした。



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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第五陣】1


『郷愁の川は今』1


【データ】・日程:5月12日(日)/・天候:雨のち曇り/・水系:天竜川 【釣行記】先週末も釣りに行って来ました。私が都合によりしばらく釣りに行けないので、日帰りで近場になりますが、師匠の思い出の沢に案内してもらいました。いつもより大分ゆっくりで、朝7時に集合。昨日から急に気温が下がり、寒いぐらいだ。今日はこのまま車で、山の稜線近くまで登り、沢への降り口まで向かった。車止めに着いても相変わらず小雨は降り続いている。外に出ると下界よりも明らかに寒い。気温を見ると7℃。さすが標高900m近くなだけはある。そこから谷筋に沿って、100m下降し、沢の流れに着いた。この沢は本流の出合いから500mは、滝の連続で遡行出来ない。また沢の上流部に直接通じる道も無い。まさに師匠が30年前に地図を見ながら、通じる道を探し当てた沢なのだ。降り立ったのは、さらに枝沢なので水量が少ない。師匠曰くこれでも水がある方で、夏場はほとんどチョロチョロと言う事だ。枝沢沿いに下降し、本筋に合流するとそれなりの水量があった。丁度出合いの淵で、魚が走るのが見えた。何とか魚は残っている様だ。まずは本筋を下降しながら釣る事に。沢釣りでは邪道だが、谷が深く下流に回り込む道がないので、致し方なし。師匠は釣りながら首を傾げている。本来なら出ても良いポイントで、当たりがないのだ。一匹目が出たのは私の方。淵の流れが弱くなった所で小さな当たりだ。しかし1回目では合わせられず、2回目でようやく針に乗った。かわいいチビアマゴだ。天然物らしく、色が濃くきれいだ。昨晩の雨で急に水温がさがり、喰いが悪い様だ。師匠の方にも同じ型が出て、しばらくすると滝の落ち口に到着。ここからは連瀑帯が始まるので、Uターンとした。(続く)



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翠渓会静岡支部・支部釣行(東部)【第四陣】1


『静岡安倍川の渓』1


GW前半、すでに初夏の顔を見せる静岡の渓に遊びに行ってきました。
川に向かう車中では時折雨脚が強かったものの、日の出のころには
すっかり雨が上がり朝もやの中の入渓と相成りました。

風は適度に涼しく川歩きは快適そのもの。はじめは魚が顔を見せませんでしたが
そのうち抜けるような青空に新緑が映え、しばらくは飽きることない遡行です。
川歩きもひとしきり楽しんだ頃から魚信が出始め、7〜8寸のアマゴと
尺までの岩魚混じりで適度に魚の引きを楽しむことができました。


翠渓会 静岡支部 典翠



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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第三陣】2

『GW連続釣行』4

【釣行記】続きです。空気と水が美味い渓流の河原での昼ご飯後、魚籠の中は軽いが、気分を入れ直して本日二回目の高巻きに突入する。一応巻き道は有るのだが、何せ傾斜が急で足だけでは到底上がれないので、所々木に捕まりながら登った。 高巻きの後は、また比較的穏やかになる。時折大岩越えもあるが、ルートに困る事は無い。大岩があると言う事は、当然淵も構成されているので、釣りのポイントが途切れる事は無い。 しかし、相変わらず魚の型は放流クラスを越える事は少ない。アタリは多いので、どんどん餌は減っていくのだが…。普通の渓流なら嬉しいはずなのだが、この渓ではやはり8寸クラス以上が見たい。師匠の方は、ぽつぽつとだが20cm超クラスを上げている様だ。 この沢の遡行も2/3に掛かるところで、対岸より滝が落ちているポイントに着く。すぐ下流には淵があり、いつも型ものが溜まる所だ。今日は自分の方が釣れていないので、師匠に合図してこのポイントを譲ってもらった。瀬尻から探ると、すぐに小物が掛かった。素早く抜いて、下流にリリース。今度は落ち込みの脇を探る。数回流している内にやっとアタリ有り。ガッチリ合わせると、淵の中を泳ぎまくった後やっと20cm超のアマゴが出た。8寸は無いが、良しとしよう。その後ザラ瀬が多くなり、ポイントが減って来たが、比較的良い型の魚も少ないながら出た。 魚も適当に出るが、昨日の疲れも出て二人とも足元が怪しくなってきた。山道に上がる体力を残して置きたいので、ちょっと早めだが釣りは終了とした。この後昨日よりも気温が高い山道を、二人で二日間を振り返りながら帰った。途中の水場では、昨日は出来なかったコーヒーブレイクもして、山のフルコースを満喫した。師匠お疲れ様でした。また行きましょう!



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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第三陣】1

『GW連続釣行』3

【データ】・日程:4月29日(火)/・天候:晴れ時々曇り【釣行記】GW釣行も二日目です。昨日は予定外の長距離遡行となったので、キャンプに着いて晩ご飯を食べると、その日の振り返りもそこそこに二人とも寝てしまった。師匠は年齢的な問題で(実は60代後半)、自分は単なる運動不足の所為だ。翌朝は早寝早起きのサイクルが守られて、ろくに打ち合わせをしなかったのに一日目と同じ時間に起床した。今日は昨日よりも短めの行程になる。 今日の目的地は、まず稜線を目指して山行し、その後本流に向かって稜線を下降する事になる。その後本流を暫く遡行し、大沢の出合いに取り付くのだ。本流に到着すると、水は澄んでいるのだが、水量は多い。ここ数日の雨と雪代の両方が入っているのだろう。師匠と二人で慎重に流れを確かめながら、大沢の出合いに辿りついた。実は本流も大場所のポイントが多く、自分も師匠も20cm超サイズのアマゴを既に上げていた。この調子だと、沢も期待出来そうだ。 沢に入るといきなり通ラズになる。そこの淵は実績があるのだが、今年は埋まってしまっていた。魚は何匹か出たが、残念ながら放流サイズのみだった。通ラズを高巻きして突破すると、暫くは穏やかな渓相が続く。階段状の淵と瀬が交互に現れて、ポイントは多い。いつもはこの辺りで、何匹か8寸クラスを上げるのだが、今日は20cm以下ばかりである。師匠も同じで、小さいな〜とボヤイている。しかし、天気が安定していて、景色も水も綺麗で、適度に魚が出てくれるので楽しい事には代わりは無い。今日は釣りよりも写真撮りがメインになるかも? 沢を1/3程遡上したところで、二つ目の高巻きに到着。時間も良い頃合いなので、ここで昼ご飯とした。(続く)



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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第二陣】2

『GW連続釣行』2
  
【釣行記】続きです。師匠との相談の結果、今日は初日なので無理はしないつもりだったが、先行者が入らない上流部を目指す事にした。 時間的には釣りの時間が減るが、このまま釣れない場所に居ても仕方ない。気合いを入れて、しばらく遡行に徹する事に。高巻きを含む厳しい遡行の末、ようやく上流部に到着。ようやく本日の先行者の居ない川に着いた訳だ。体力的にしんどかったので、ここで休憩を入れる。休憩後その場から釣り始めると早速アタリあり。やはりこうで無くては!型は小さいが、ここぞと言うポイントではアマゴが出て楽しませてくれる。師匠の方も同じて、二人とも良い声が出始めた。しばらくすると、先行していた師匠が何かを写真に撮っている。近付いて対岸を見ると、小滝の壷に大きな雪渓が残っていた。ここでこんなのが残っているようだと、上流はもっと残雪が多い事になる。これで午後から雪代が出て、水温が下がる確率が高くなった。贅沢なもので、魚が出始めると今度は型が見たくなってきた。しかし、なかなか8寸以上の型は出てくれない。ここぞ言うポイントでも、20cm以下の魚ばかりである。悪い事にとうとう水温が下がってきた様だ。手を流れに入れると、明らかに朝よりも低くなっている。そうなると魚の喰いも悪くなって来た。試しに底の見える淵で餌を追って見たところ、餌の周りを2、3匹がウロウロしているだけで食いつかない。そろそろ帰りの時間になってきたので、今日はここらで釣りは終了とした。何にしろ、こんな山奥で先行者がいたにも関わらず、何とか釣果が有って良かった。予定より上流まで入った分帰りの時間も長く掛かる事となり、車に戻る時には夕日を見る事になってしまった。


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翠渓会静岡支部・支部釣行(西部)【第二陣】1

『GW連続釣行』1
  
【データ】・日程:4月28日(月) /・天候:曇り時々晴れ【釣行記】先週初釣行を済ましたと言う事で、GWは師匠と連続釣行に行って来ました。27日(日)夕方二人一緒に現地に到着。釣りは明日からなので、今夜は毎度の焼き肉大会で盛り上がる。それにしても寒い。自宅を出て来た時はシャツ一枚で十分だったが、ここでは冬用のフリースを着て丁度良いくらいだ。朝4時に起床。やっぱり寒い。気温計を見ると、5℃だ。これから長い山行なので、念のため多めに着込んで出発する。天気は曇りで、なかなか気温が上がってこない。山行中も次第に体が冷えてきた。いつもより時間が掛かって、ようやく本日の目的地の出合いに到着。入渓点までもう少し歩いた後、川床に降りる。降りた地点から早速釣り始める。水量はやや多めだが、水温はそんなに低くない。雪代が出るなら、午後からか?最初から結構良いポイントが続くが、魚のアタリは無し。しばらくすると足跡が見つかるが、今日は先行者は居ないはず。魚のご機嫌がわるいのか?ようやく自分に1匹目が出た。サビもなく綺麗な、8寸アマゴである。しかし、その後が続かない。出ても20cm未満のリリースサイズだ。釣れないとペースが早くなり、早くも今日最初の淵が連続する大場所に着いてしまった。ここは過去に実績があるので、じっくり探りたい。慎重に攻めると、今日一番のアタリが出た。魚の引きも強く、下るのに付いていきようやく取り込む。顔のでかい、オスアマゴだ。その後、上流に先行していた師匠が、なぜか戻って来た。何と先行者が居るとの事。行き先も自分たちと同じだそうだ。さてどうしたものか?(続く)



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